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執筆者の写真鈴木優太朗

大事にしたい「チェックイン」

おはこんばんにちは。福岡市城南区の探究学習スクール「CAN!Pラボ」の鈴木です。子どもたちの「やりたい!」を実現する塾をやっています。


今回お話するのは「チェックイン」についてです。


それでは、どうぞ!


チェックインって...?


子どもたちはCAN!Pラボの活動前に「チェックイン」というものを行っています。




「チェックイン」ってあの、飛行機に乗るときの??



と思われた方もいらっしゃるかもしれません。



CAN!Pラボがしている「チェックイン」とは


①今の気持ち

②今日学校でどんなことがあったのか


について話す機会のことを指しています。


実はこの「チェックイン」


会社の会議で場の雰囲気を柔らかくするために、大人も使っていたりするんですよ。



CAN!Pラボでは


・登校したときに個別で

・プロジェクトを始める前に全体で


などとタイミングは様々です。



子どもたちの話を聞いてみると


「今日さー、こんなことがあってさー!」

「聞いて!マジむかついたことがあって!」

「○○って知ってる?今日学校でならったんだけど!」


と、子どもたちの今の状態や感情が言葉になって出てきます。みんなが「この子はこういう状態なのか」と知るきっかけになっているのです。


なんのためにするの?

大人の会議でも使われている「チェックイン」


大事なことだから大人もやっているのでしょう。しかし、なんのためにわざわざ言葉にしなくちゃいけないんでしょうか。



ここでCAN!Pラボが考えているチェックインの目的は2つです。


① 感情を言葉にすることで、今の自分の状態を自分で認識する

② 自分の状態や、ほかの子の状態を共有できる


自分の気持ちを認識すること、そして共有することが目的になっています。



共有するってなんとなく「やったほうがいいこと」「その方が円滑になる」という気がします。


ここをもっと深掘りしてみると、もう1つの目的にたどりつきました。



チェックインの目的3つ目は


③ 私はCAN!Pラボのメンバーの一員です。という意思表示になる。


ということです。飛行機のチェックインが「私は、この飛行機の乗客です」と表現することと同じように、CAN!Pラボのチェックインは「私はCAN!Pラボの一員です」と表現することにつながってほしいと考えています。


どうしてそう考えるのか、というと。


探究は1人でつくるもの。


ではなく、その場にいるみんなでつくり上げるもの。


だと実感しているからです。


1人1人別のプロジェクトをしているように見えても、実は「あの子どんなことやっているんだろう」「一緒にやってみたい」「参考にしたい」などと相互に作用しあっている場面をよく見かけます。


ただ一方で、プロジェクトに熱中して始めから終わりまでしゃべらない子もでてきます。


もっとみんなの言葉が見えるようになれば!と、試験的に「気持ちカード」をつかってチェックインをやってみました。





やってみてわかったこと


新しい取り組みに対して出てきた反応はこんな感じです。


面白がって気持ちを貼る子

「今日やっぱキラキラやわぁ」とノリノリな子

「貼るのはいやだ」から白紙を選ぶ子(それも立派な意思表示だと思います。)



貼ってみると


「なんでワクワクにしたの?」

「今日のプロジェクトめっちゃ楽しみでさ!」


などと自然な対話が生まれていました。



「やりたい!」を実現するのがCAN!Pラボですが、スキルや知識を超えた「人とのつながり」「安心できる場所」などといった大きな支えが大切だと感じています。


「ここはみんなでつくりあげる場所だよ」というメッセージを伝えられるチェックインにしていきたいです。



チェックインすること自体が目的化せずに、子どもたちにとってなにが大切なのだろうか。と考え続けます。チェックイン、、もっとよくしていきたい。いい方法があったら教えてくださいね。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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